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オランダのチューリップの物語
その昔、なんと3人もの男性に求婚された女性がいました。 プロポーズした男性達は、それぞれ「王冠」・「剣」・「財産」と、自分の魅力をアピールしました。
「王冠」は名声を、「剣」は強さを、「財産」は資産というところでしょう。 どれも魅力的なものばかりです。
しかしプロポーズされた女性は、選ぶひとりよりも選ばれない2人を思いやり、選びきることができませんでした。
そして女性は花の女神のフローラにお願いして、自分自身を花にしてもらいました。 そして3人の騎士達も仲良くチューリップを育てることになりました。
この物語から、チューリップの花は「王冠」を、チューリップの葉っぱは「剣」を、チューリップの球根は「財産」を、そしてつぼみは「愛される女性の純潔」をあらわすと言われています。
ギリシャ神話のチューリップ物語
ギリシャにチューリップという美しい娘がいました。 ある日秋の神であるヴェルッゥヌが一目ぼれしました。
ヴェルッゥヌは、何度もチューリップにアタックしますが、まったく受け入れられません。
ある日お花畑でにいたチューリップは、ヴェルッゥヌのプロポーズに困り果ててしまい、貞操の神アルテミスに助けて欲しいとお願いをしました。
そしてアルテミスはチューリップを花に変えてあげたのです。 これが男性に愛されるチューリップという花のギリシャの物語と言われています。
トルコ、ペルシャのチューリップ物語
ある村にファルハドという男性とシリンという女性の愛し合う2人がいました。 村の井戸が枯れてしまった時に、ファルハドは村人達のために井戸を必死に掘りました。
ファルハドのがんばりのおかげで、井戸から水を手に入れることができるようになりました。 しかし、井戸を掘ることに必死になり彼女であるシリンは亡くなってしまっていたのです。
仕事に明け暮れて愛する人を失ってしまったファルハドは、悲しみと償いのために崖から身を投げてしまいます。
そしてファルハドの血から、真っ赤なチューリップが咲いたと言われています。
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